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2013.11.12

被災地のメンタルヘルスケアプロジェクト「みんながみんなのセラピスト」 in 気仙沼(2013年11月6日~9日)

11月6日から9日まで、JKSK結結プロジェクトの「被災地のメンタルヘルスケアプロジェクト」として、気仙沼にてつぼトントンセラピー(EFT)の体験会、セルフケア講習会を開催しました。 すでにセラピーや子育て事業などの支援に携わっていらっしゃる方から、単純に興味があって参加した、とおっしゃる方まで、様々なバックグラウンド、環境、経験をされた方たちに参加いただきました。4日間で延べ約100名の方が受講されました。 また、受講されている途中で、感情がわっと出てきた際には、7名のハートレジリエンス協会(旧:ハートサークル)のセラピストが個別にセッションをする体制で、対応をさせていただきました。 みなさん、もちろん「つぼトントンセラピー(EFT)」がどういうものかご存じありません。 初めは半信半疑で、経絡ポイントをトントンとタッピング(刺激)していたみなさんも、日がたつにつれてどんどん上達され、どんな感情を自分が一番感じているのかを探りながら、その感情を解放し、心も楽になっていく、体も軽くなっていく、ことを体験されていました。 私たちは、ネガティブな感情には向き合いたくないので、普段ついついそれらの感情を抑え込んでしまいます。でも抑えこめばおさえこむほど、行き場がありませんから、どんどんつらくなってしまうんですね。 つぼトントンは、経絡を刺激しながら、自分が感じないようにしていた感情を表面にださせてくれ、そして、解放もできていきます。 自分の感情に気づき、そして、手放すことを助けてくれるやさしいテクニックです。 4日間の参加者のみなさんの表情や、感情の落ち着きの変化に目をみはるとともに、もし何か感情的になったときには、これを使えばいいんだな、という自信をもっていただけた4日間だったのではないかと思います。 初めは、家族のために、友人のために、仕事の支援の場で、と自分よりも他の人に使ってみたいとおっしゃっていたみなさんでしたが、講習が進むにつれ、みなさん、自分が癒され、楽になった状態になってから、それから、支援のツールとして使っていきたいとおっしゃっていただけたのも、「自分がストレスがない状態や、楽な状態で、支援やサポートをするのが、一番自分が疲れないでできるんだ。また、それが自分を大切にすることでもあるんだな」と気づいていただけたのだと、うれしくなりました。 体験会、講習会という形では終了しましたが、ハートレジリエンス協会(旧:ハートサークル)では引き続き、参加者のみなさんの今後もフォローをしながら、長期的なサポートを行っていきます。